子供の歯科矯正 基礎 注意点2

子供の歯の隙間について

乳歯の時に隙間があって心配されるご両親や、逆に乳歯の時に隙間が見られなくて安心しているご両親の方はたくさんいらっしゃるかと思います。ですが皆さん逆で永久歯は大人の歯とも言われるくらい乳歯に比べて大きいので、乳歯のときに隙間が空いていなくてはいけないのです。隙間がないまま生え変わってしまうことで、前後にガタガタに生えてしまったり歯が傾いて生えてしまうことになります。乳歯の時に隙間がないようであれば一度、歯科矯正で診てもらうことをオススメします。

治療開始時期

小さい頃に歯科矯正をすることでのメリットは乳歯がまだ残っていることです。永久歯が全て完成してしまってからの歯科矯正ですと、歯を削ったり、状態がひどい方の場合、抜歯せざるを得ないことが多々あります。ですが、乳歯が生えている時期はまだ歯も動きやすく、仮に抜歯することになっても抜歯したあとに生えてくる永久歯のスペース作りもしっかり出来るので将来的にキレイな歯列を形成することができます。こちらも担当医に始める時期のアドバイスをもらってから治療を開始するとリスクが少ない状態での歯科矯正治療を始められるでしょう。

生活習慣、癖

歯並びが悪くなってしまう原因の1つとして遺伝ももちろんありますが、ほとんどのケースが生活習慣や幼少期からの癖だと言われています。頬杖をつく癖や片方の歯だけで噛む癖、指しゃぶりなど今までの生活習慣や癖を直していかなければ歯科矯正を終えてキレイな歯並びになってもまたいずれ元に戻ってしまう可能性が高いです。歯科矯正を始めたからと装置だけに頼るのではなく、自分自身の悪い癖を見つけ癖を直していく努力を心がけましょう。


また子供の矯正治療中は、注意しなければならないことがいくつかあります。両親が注意するのはもちろんですが、お子さん本人にも分るよう指導してあげる必要があると思います。日常で注意してほしいこと、よくあるトラブルをまとめてみました。

・ガムやキャラメル、ハイチュウなどの粘着の強いお菓子を食べない
・固い煎餅やりんごの丸かじり、氷をかじるなど固い食べ物を極力避ける
・爪を噛む癖がある人は直しましょう
・指や舌などでワイヤーや装置をいじると壊れたり、調整が必要になることがあるのでやめましょう

以上挙げた点に注意を払っていても装置が壊れてしまったりしたらすぐに係り付けの歯科医院に連絡をしてすぐに対処してもらいましょう。このまま壊れた装置を装着したままでいても歯は動きにくいままですし、万が一口の中をケガせざるを得ません。

また歯みがきで注意する点もいくつかあるのでまとめます

・歯科矯正専門医が指定した歯ブラシの使用
・装置がついている状態での歯みがきは通常より歯ブラシの消耗が早いです。なので歯ブラシの先端が曲がってしまったり毛先が分れてしまったらすぐに新しい歯ブラシに取り変えましょう。
・歯と歯茎の間に歯ブラシをあて、歯ブラシを小さく動かし歯の表面を磨きましょう。
・装置がついていると磨きにくく汚れや食べカスを見落としがちなので鏡を見ながら丁寧に磨きましょう。むし歯が出来てしまっては治療を中断することになることもあります。
・歯の噛み合わせの部分もしっかり磨きましょう。
・歯の裏側もしっかり磨きましょう。
・チェックとしてはワイヤーが光っているか見て、きちんと光っていればしっかり磨けている証拠です。

以上のようにしっかりした歯みがきが出来ていれば、矯正治療中のむし歯を大幅に軽減できると思います。



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