子供の歯石


子供の歯石について

最近ではCMなどで歯石という言葉をよく耳にするかと思います。また歯石が歯周病の原因になることも、皆様ご存じの方もたくさんいらっしゃるかと思います。でも子供にも歯石がついている場合があることまでご存じでしょうか?

歯石というのは一体どのようなものなのでしょう。歯みがきが上手く出来ない場合には多くの細菌たちが住み着いてしまい、増殖したものを歯垢と言います。参考までに口の中に存在する細菌の数は唾液1mlあたり生後間もなくでは約70個、4カ月では10億個、なんと生後1年も経つと20〜30億個までにも達します。細菌には病原性と非病原性のものがあり、通常は比率が安定しているので問題にはなりませんが、歯垢のように病原性菌が多くなればむし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。そしてその歯垢が石灰化したものが歯石なのです。その名の通り歯石は固いものなので、柔らかい歯垢のように歯ブラシで除去することが出来ません。逆に無理にでも歯ブラシで除去しようとすると歯肉を傷めてしまうので、歯科医に除去してもらいましょう。

次に歯石のつきやすい場所ですが、主に下の前歯の裏側と、上の奥歯の頬側です。理由はこの近くに唾液の分泌されているところがあり、唾液に含まれているカルシウムやリン酸が歯石の形成に関与しているからなのです。大事なことは歯垢がつかないように毎日の歯みがきをしっかり丁寧に行うことです。しかし子供には歯の生え変わりがあり、歯みがきをするのが難しい時期もあるかと思います。子供は磨けているつもりでも、実際には汚れが残っている場合の方が多いので大人が注意してみてあげて下さい。そして上手く磨けていたときは褒めてあげて是非、親子で歯みがきを楽しんでみて下さい。


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