子供のむし歯 NO.4

☆食事バランス

ここで歯の役割から食事のバランスを考えてみましょう。前歯に野菜やフルーツ、犬歯に肉や魚、臼歯に穀類+根菜…と当てはめていくと主食が50%、野菜やフルーツが30〜35%、肉・魚が15〜20%とマクロビオティックのバランスに近く、実は日本人にとって理に適っていることがわかります。最近の一般的な食生活ではこれよりも肉や魚の割合が増えていますが、古き良き日本の食生活はこのようなバランスだったのではないかと考えられますね。

ちなみに最近の一般的な食事バランスは年齢によって少々変わってはきますが、主食(米、パン、麺類)が5〜7、副菜(野菜、きのこ類、芋、海藻料理)が5〜6、主菜(肉、魚、たまご、大豆料理)が3〜5、牛乳・乳製品が2、フルーツが2という割合で摂取するのが良いとされています。


☆6歳までの食生活が将来を左右するかも!?

離乳食が始まってからしばらくすると、手づかみで食べたり、食べ物を握りつぶしたり、スプーンを持ちたがったりと一見、赤ちゃんが食べ物で遊んでいるような行為を目にすることが多々あると思います。そうなってくるともちろんテーブルや床は汚れてしまい、赤ちゃんの顔周りや洋服、お腹周りがべたべたに…。お母さん、お父さんは大変ですが赤ちゃんは嬉しそうではないでしょうか?自然と五感で食べ物を感じ、唇、舌、歯茎、歯で味わえるようになる。『食べる意欲』、『発見』を持てることは赤ちゃんにとってはとても幸せなことなのです。

赤ちゃんは実は大人よりも味覚が敏感です。味蕾の数は新生児のときが一番多く、成長するにつれて減少していきます。基本的な味覚の土台は6歳頃までに作られると言われています。離乳食は味覚を成形する上で最も重要な時期と言っても過言ではないでしょう。小さいうちに味付けの濃いものや砂糖の甘さ、化学調味料に慣れてしまうと味覚が鈍ってしまいます。なるべく素材そのものの甘さ、辛み、苦み、酸っぱさ、旨みを体験させてあげましょう。過剰に塩分や糖分を摂取しすぎてしまうと肥満や成人病、むし歯の原因にもなります。また偏った食事にはアレルギー発症の心配も…。身体の免疫機能が整わない早期のうちから乳製品、たまごなどのタンパク源を与えていることが原因の1つと考えられています。1人ひとりアレルゲンは違い、発症の仕方も異なりますが、同じ素材を大量に食べたり連続して食べると、腸の粘膜が荒れて腸内細菌のバランスが崩れてしまいます。

歯並びの歯列矯正

口の発達に合わせた離乳食によってしっかりと噛む力が身につきます。

☆きちんと噛んで食べたときのメリット
・きちんと噛むことで口の中で唾液が活発に分泌され
・食べ物を柔らかくして嚥下を容易にする
・舌や粘膜の動きを活発にする
・消化酵素が働いて消化吸収がスムーズになる

また唾液は歯を洗浄したり、歯の再石灰化を助ける効力もあるためむし歯の予防にもなります。『噛む』ということは顎の健全な発育にも繋がり、知的発達も促します。しっかり噛むということで唾液の分泌が促され、結果的にむし歯予防にも繋がるということですね。


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